デリケートゾーンニキビと食事の関係

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デリケートゾーンにできるニキビや角栓ってなんだろう?とよく言われます。

〇それは、本当にニキビなのか?
毛嚢炎かも・・・または、尖圭コンジローマのような病気の可能性もあります。


ニキビと毛嚢炎は原因菌の違いで、大人の女性の大半はニキビではなく
黄色ブドウ球菌などの常在菌が原因でできる毛嚢炎の場合が多いです。


尖圭コンジローマはやっかいなので、後で書きますね。


デリケートゾーンは不衛生になりやすく蒸れやすい部分です。
雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
ニキビ(毛嚢炎)は、毛穴の中に傷が付き皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌などの細菌感染によって起こります。

軽症の場合は自然治癒することがほとんどですが、酷くなると炎症が強くなり膿が溜まってしまうと切開しなければなりません。

デリケートゾーンのニキビ(毛嚢炎)は、下着の締め付けやストレス、カミソリ負け、生理用ナプキンの刺激などによって起こります。
これに加え、自己処理を繰り返したり、自分で潰したりすると、雑菌が侵入しやすい状況を作ってしまい悪化させたり何度も繰り返すことになります。

更に脂肪分・油分や甘いものを多く接種することでニキビができやすい体質になります。


〇黒い角栓
角質と角栓は違います。
お客様にもたまにいらっしゃるのですが、VIOラインのキワに黒い角栓が多く溜まった状態の場合は、改善されない限り同じ場所にずっと溜まり続けます。

通常角栓は、毛穴に皮脂や角質(タンパク質)が詰まることででき、それが黒くなっている状態が毛穴の黒ずみです。角栓ができてしまうと皮脂が排出されずに毛穴の内部にたまってしまいます。


〇両者の改善方法として

・自己処理をしない
・不衛生な手で触らない
・清潔な状態を心掛ける
・しめつけのキツイ下着などは避ける
・通気性のいい下着を選ぶ
・保湿をする
・皮脂の分泌を抑えるために、脂肪分や甘いものを控えてビタミンCを多めに摂り、野菜中心の血液サラサラの食事を心がける
・皮脂の分泌を抑えるために、脂質代謝に必要となるビタミンB2や皮脂の酸化を防ぐビタミンEなどを積極的に摂取する

などがあります。

このように、食事とも深く関係しているんです。
口に入れるもので体質も変わるので、体にいいものを選んで接種していきたいですね。

そんな私も、ポテチや、ケーキ、アイス、揚げ物が大好物です(笑)
なので、週に一日だけ好きなものを食べて、あとの6日は体にいいものを接種するようにしています。

それでも、すぐに改善されるわけではありません。
しかし、昔に比べると、ニキビなどの吹き出物はかなり減りましたよ。

さてさて、文中にでてきた「尖圭コンジローマ」ですが、
これは本当にやっかいな病気です。

【潜伏期間】
潜伏期間が長く、通常2、3ヶ月で症状が出るが、6ヶ月という場合もある。

【症状】
HPV感染後約3ヶ月程で、自覚症状として、先の尖った硬い腫瘍(イボ)が、
男性では、陰茎の亀頭、冠状溝、包皮、陰裏、女性では大小陰唇、膣前庭、膣、子宮頸部に発生。
男女とも肛門周囲、肛門内や尿道口にも好発し、さらに直腸内に発生することがある。
まれにHPVが外尿道口から逆行性に感染して、尿道や膀胱内に尖圭コンジローマが発生することがある。
一般的に自覚症状がなく、ほとんどがイボを認めるのみであるが、大きさや発生部位などにより、疼痛や掻痒、性交時の痛みや出血が出現することがある、ほぼ痛くない、治療法なし、メスで切除するしかない。
接触により出血しやすく、2次感染を伴うとただれ、壊死を起こし悪臭を放つことがある。

粘膜同士の接触で感染、口や喉にも感染するためオーラルセックスでも感染、稀に大衆浴場のイス、湯船のふち、使いまわしのタオル。


何が厄介かというと、治療法がないんです。
メスで切開するしかないので、薬で治すことや、自然治癒ができない。

尖圭コンジローマは、ニキビのような発赤が陰部にできます。痛みや痒みの症状はありませんが、約3mmのイボができニキビと間違えることがあります。

なので、疑わしい場合はすぐに病院へ行きましょう。


Writing:ブラジリアンワックス専門サロンfelicidade
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